第2期高校再編計画と蘇南高校(報告)

桜、ハナモモ、ナギソミツバツツジなどがあでやかな彩を添える季節が過ぎ、今は新緑が心を和ませてくれています。

さて、長野県立高校の第2期再編・整備計画が2018年に決定され、その中において検討の前提になる「令和5年度を初年度とする再編に関する基準等」が定められました。「中山間地存立校」に区分される蘇南高校の場合、①在籍生徒数が120人以下の状態か又は②在籍生徒数が160人以下かつ卒業生の半数以上が当該高校に入学する中学校がない状態が2年続いた場合は再編対象になる、とされていました。

蘇南高校は令和5年度、令和6年度と2年連続して①の要件に該当し再編対象となるはずでした。

ところが実は、昨年の6月から本年3月まで5回にわたって開催された「特色ある県立高校づくり懇談会」における議論の中で、オンライン学習が普及していること、想定以上に少子化が進んでいる、といった状況下、再編基準を検討する余地があるのではないか等の意見が出されました。また県議会においても再編基準の見直しを求める意見が出されたことなどから、県教育委員会は本年3月26日の「1114回定例会」において『再編基準の適用を一定期間留保する』と決定しました。

この決定により蘇南高校はギリギリのところで再編を免れました。とは言え一定期間が過ぎれば新たな再編基準が待ち受けますので同窓会としては引き続き高校存続に力を注いでいきたいと思っています。

実は高校再編について信濃毎日新聞が5月18日付朝刊で特集を組みました。その10日ほど前に私が取材を受け2時間ほど記者さんと話をしました。記事に載ったのはその中のごくごく一部、一言二言ですが、蘇南高校設立の経緯、南木曽町も公費で支援していること、高校に対する地元の強い思いなどたくさんお伝えしました。

今後とも同窓会活動へのご理解、ご協力をお願いします。

特集記事はこちらをご覧ください。

蘇友会会長  古根 一

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